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東野圭吾さんの小説読みました [今日のつぶやき(books)]

3月も中旬を過ぎてしまいました。
あったかーくてうれしい日とまだまだ冬だぁ、と凍えるような日が交互にあって、まさしく三寒四温。
北国は春はじぶじぶやってくる、でも日も長くなって、確実に春へと近づいています。

さて、毎日のように通っている図書館ですが、いつも借りてる暮らし系の本ではなく、小説を借りて読んでいます。と言ってもミステリが主ですが(^^;
ミステリを読み始めると一気に最後まで読んでしまうので、使い物にならない主婦になるのがよろしくないところ。

で、読んだ順にちょっとしたレビューを。

白夜行 (集英社文庫)最初は『白夜行』。
長いですが、昼休みに図書館で借りて夜中までかかって読みきってしまいました。
傑作の呼び声高いだけに、謎解きだけでなく、2人に何があったのかを想像させるつくり(主人公の心象が一切書かれていない)になっていて、しばらく小説の世界に浸っていました。
パソコンの変遷や時代を象徴する出来事に織り交ぜて事件が進行していく手法もすごい。
読み終わって、また最初から読み返してしまいました。

私は普段あまりTVを見ないので知らなかったのですが、ドラマになっていたのですね。
その内容がupされているサイトを見つけて、こちらも読みふけってしまいました。
ドラマなので、主人公二人の心情をキチンと描いていて、そうかぁ、こんな葛藤があったのかと一つの答えを得た気持ちでした。
それはドラマのプロデューサーさんや脚本家さんから見た主人公2人の姿なんでしょうが、原作よりも人間性を感じました。


幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))次は続編と呼ばれる『幻夜』。やはり一気に読ませるところはうまいというしかないのでしょう。
しかし、女性主人公に人間性を感じられず、ただ恐ろしいだけで読後感は最悪。
「背の高い職人さん」が魅力的なキャラクターだけに、気分はどんより。
TVドラマ「白夜行」のイメージでとどめておけばよかった。



流星の絆その次に借りたのが『流星の絆』
これもドラマ化されたらしいですね、全く知りませんでした。
兄弟3人の絆がなかなかよくて、詐欺をするにしても決めたルールを守ってるというところに人間性を感じられました。
最後の真犯人の動機がちょっとありきたりで、ストーリーを急ぎすぎているように思いました。
ラスト、ハッピーエンドなのはほっとできてよかったけど。
どうせ読むならこうゆう人生に希望が持てるような結末がいいなあ。


宿命 (講談社文庫)一番最近なのが『宿命』
これはWOWWOWでドラマ化された模様。
#もちろん見ていないのですが、白夜行ドラマに続き柏原崇くんが出演していたのですね。
#岩井俊二監督「LoveLetter」、ドラマ「白線流し」の頃はファンでしたなぁ。。。
#医師役かと思ったが刑事役のほうでしたか。
一気に読ませるストーリーはかわらず、最後の意外な真実にはびっくり。
現実にはありえないので、あまり心を動かされるという感じではなく、謎解きがメインな感じでした。
主人公の元恋人=ライバルの妻のラストの心情描写が薄いのも「ありえなさ」を強調しているような気がしました。

さすがに4冊続けざまに読んだので、次は別の人の本にしようと思っています。
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