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映画『ブラッド・ダイヤモンド』 ~アフリカの抱える問題とか [今日のつぶやき(movie)]

夏至も過ぎ、梅雨真っ只中でじめじめの毎日。
南アフリカW杯も盛り上がっていて、寝不足もあってなんだかだるいこの頃です。

アフリカと言えば、去年くらいに↓この映画を見ていろいろ考えてしまいました。

ブラッド・ダイヤモンド [Blu-ray]暴力がはびこり貧困にあえぐ国シエラレオネ、豊かな国のダイヤモンド商人、反政府軍の残虐行為、少年兵、ダイアモンドをめぐる命がけの逃亡。
事実に基づいたストーリーではないけれど、シエラレオネのひいてはアフリカの問題を描きながらも、エンターテイメント性もちゃんとある映画でした。
レオナルド・ディカプリオさんに惹かれてみたのですが、のーてんき暮らしの自分にも世界にはこんな大変なところもあるんだ、、、とずっしり心に響きました。
もちろん演技もよかったですが、こうゆうテーマの映画に出演するというのも彼のすごいなと思うところです。

Blu-Rayの特典映像のドキュメンタリー「ダイヤを取り巻く世界」を見ると、いくらキンバリー・プロセスがあっても、あっけなく紛争ダイヤモンドをクリアダイヤモンドにできてしまうことがわかるし、ワイロが横行するアフリカ大陸を象徴しているように思う。
自分の婚約指輪はどうなんだろう。。。と思うとちょっと複雑だった。

で、本当に驚愕だったのは音声解説で言っていた「手首を切り落とす」という相手を従わせる手段は、かつてベルギー国王の私有植民地だったコンゴ自由国のゴム農園で行われていたことだということ。
「ベルギーはアフリカに植民地があったから、チョコレートが美味しいんだって」というくらいの知識しかなかった私は、植民地支配の横暴さをあまりにも知らなかった。

なのでそのあとちょっと関連するような本を読んでみたのでした。
(そのレビューは明日にするつもり)

前回読んだ『インパラの朝』のアフリカ編でも、あまりに長い搾取によって「お金持ちの欧米(日本も?)人は、われわれに支援してくれるもの」という考えから抜け出せない人、援助による難民生活が長くなって自分で働くことをしないでいる人が出てくる。
アフリカの抱える問題は大きすぎて、簡単に答えは出せないけれど、そして紛争に巻き込まれているのはアフリカだけじゃないけれど、少なくとも日本という国の今の時代に生まれたことは、本当に幸せなことなんだなというのはよくわかった気がする。


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