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高野秀行さんの本、読みました [今日のつぶやき(books)]

たしか雑誌『旅』の書評に載っていたので、借りてみたのはこれ。
放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法

放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2009/11/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「企業に就職する」以外のさまざまな生き方をしている人が登場する。
その成り行きというか生き様が本当に肩の力が抜けていて、面白い。
好きなことをやる、やりたいことをやるってことは結局は強いんだなぁ。
うちの子供たちも、こんな風にたくましく生きて欲しいもんです。

Amazonの高野本のレビューが面白そうだったので、図書館にあった本を借りてみました。
異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/02/18
  • メディア: 文庫

高野さんそのものもかなり面白い人なんだと思うけど、出会う人もこうもいろいろというのは、類は友を呼ぶなんだろうか。
特に印象に残っているのは、「101人目のウエキ系ペルー人」。
飛行機で隣り合わせたペルー人のアバウトな滞在先、心配して連絡してあげたり、行く先もないので泊めてあげたり。
こうゆう壁のないところが、アフリカに旅立って怪獣を探したりできる人だからなんだろうな。
普通にサラリーマン生活してる人だと、躊躇がありそう。いろんなところを旅しているからこそ、この人は悪い人ではないってわかるからかもしれない。
文章もとてもおもしろくて、一日で読んでしまった。

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/10/17
  • メディア: 文庫

こちらは高野氏が暮らした三畳の下宿屋(ではないかもだけど、そう呼びたい風情がある)での出来事。
早稲田大学探検部の面々のエピソードも面白いけれど、なんと言っても大家さんがすごい。
高野氏は自分とほぼ同年代なので、大学生~社会人8年目くらいまでの時代と考えると、このおおらかな(でもしっかりしてるんだけど)大家さんの存在は、高野氏の執筆活動に多大に貢献しているのではと思う。
最後に、この下宿を卒業していく下りもいいかんじ。

読んでる途中、突然笑い出していたので、家人に不審な目で見られてしまった。
面白いので、他の本も借りようと思っています。
ブログの文章も面白く、すいすい読んでしまいます。
ムベンベ
なんでも昨日からアフリカはソマリランドへ旅立ったようです。
無事に帰ってきて、また面白い本を書いて欲しいです。
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