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Re:S vol.3~4 [今日のつぶやき(books)]

Re:S(りす)のその次の号。


Re:S VOL.3

この号の提案は「物々交換してみる」。
人の価値観はさまざまなので(当たり前なんですが)、自分にとっての不用品でも誰かにとっては必要なもの。
それをお金というモノサシでなく、物々交換というコミュニケーションで経験してみませんか?といった内容。
この『人の価値観はさまざま』というのはフリマのときに実感しました。
フリマはお金という媒介で成り立っていますが、自分の不要物が誰かには必要なものになってゆくおもしろさはお金や時間で計れない体験と思っています。
物々交換しながら日本縦断している人の話とか、お金で量れない価値観を持っている人は沢山いるのかもと思って、ちょっとうれしくなりました。

フリマでこれだけ売り上げがあったんだよ、と話すと、それって時給で考えたら残業したほうがトクなんじゃない?
とか、こどものズボンの繕い物も時給で考えれば新しいものを買った方が安いんじゃない?とか言われたりします。
すべてお金と時間だけで測れば、そういう言われ方をしていまうけど、やっぱりちょっと違うんじゃないかなと思う。
誰かに使ってもらえるものは使ってもらう(=フリマ)、本当に使えなくなるまで使う(=ズボンの繕い)っていうことを私は実践していきたいなと思います。
ま、そうは言ってもなんでも取ってはおけないのでいろいろ捨ててはいるのですが。


Re:S VOL.4

九州から山形まで車で旅した出来事がつづられています。
編集者の藤本さんの人柄なのでしょいうか、どれもあたたかな印象の記事となっています。
で、この号で感動したのは富士山の麓の柿田川を何十年もかかってきれいにしてきた下川原さんのお話。
きれいな水で有名なこの川、40年前は工場排水で汚かったのを、他人にそしられながらもヘドロの掃除をして今のように美しい川にした方です。
正しいと信じていることでも、他の人から理解してもらえなくても続けるって、すごいことだと思います。
なかなか出来ることではないです。
きっと世の中には人に知られなくともすごい人は沢山いるんだろうなぁ、と思わせてくれる記事でした。

山形で撮ったという、山あいの美しい景色の写真が印象的でした。
うちの田舎もなんにもないけど、秋はもう目いっぱいあちこち秋で、冬はひたすら雪で何もなく、春はあちこち芽吹いてなんだか落ち着かないくらいで、夏は麦わら帽子と虫取り網がぴったりの場所です。
2年だけ暮らしていた都会の生活では、気をつけていないと今は何の季節か感じることはできなかったなぁ、なんて思い出したりしました。

図書館には、このあとの号は置いてありませんでした。
自分で買うか、図書館にリクエストするか、どうしようかな。


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