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実家の片付け(4)~台所 [整理整頓と片付け]

・吊戸棚の上の鍋類

前から気になっていた鍋類は、母もいるうちに「危ないから」と一旦床に下ろし、まとめて一か所に置いておきました。45L袋2つ分程の量でした。
老親二人では通常のゴミ捨てもままならない状態だったので、重い鍋を不燃ごみの日に出すことも出来ず、最終的には四十九日の後に持ち帰って廃棄しました。

娘と言えど、母は台所を他の人にひっかきまわされるのはイヤだったようです。
吊戸棚の上に置いたのも、ちゃんと使う頻度を考えてしまっていたわけですから。
元気なころはちゃんとしまったり出したり、モノの風通しをよくすることはできていたのに、それが出来ていないと責められているように感じたり、自らの衰えを認めるのが辛かったのだろうと思います。


・古い食材

体が弱った母と足の悪い父と2人でようやっと暮らしていた実家の台所は、冷蔵庫の奥底とかシンク下や収納スペースの奥などに何が入っているかわからない状態でした。
母の法事が落ち着き、時間がとれたので、まずは冷蔵庫の確認。
野菜室の下の方には、やはり得体のしれないものが居座っていました。もちろんさっさと廃棄しました。

台所収納の中には、大袋の乾燥ひじき、黒砂糖、くず粉、出汁パック、昆布、小豆、梅酒などの保存がきく食材や大量の紙袋、ビニル袋、いくつもの魔法瓶(ポット)がしまわれていました。
食材のうちインスタントラーメンや缶詰など、父でも食べることが出来そうな食材はテーブルに出して、他は自分で持ち帰りました。

母が亡くなり、近所の親戚に助けられながらもなんとか暮らしている父には、食材の整理などと言う高度な家事はできるはずもなく、これらの作業は帰省する度にちょこちょこと行っていました。


・乾物の威力

持ち帰った乾物は、少しづつ自分で料理していました。普通は捨てるのかもしれないですが、食べられる(かもしれない)食材を捨てるのは気が引けます。
乾物というのはちゃんと持つものなんだなと感じたのは、賞味期限が2009年の乾燥ひじきも美味しく食べられた時。
いくら賞味期限とは言っても10年前なんだから、変な味がするんじゃないかと思いつつ水で戻してみたら、そんなこともない。
どこかのお土産の立派なひじきだったので、とても美味しいひじき煮ができました。
乾物の保存性はスゴイ!

昆布もちょっと古そうでしたが、昆布巻にして甘辛く煮つけて食べられました。
あとから冷凍庫にサケのカマやお頭があるのを見つけて、母は昆布巻を作ろうとして準備したのに、体調を崩してそのままになってしまったんだなあと思いました。
残っていたものに母の行いや思いが、見つかるような気がします。


・吊り戸棚の中

この作業は父が入院で不在の時に妹と行いました。
何でも捨てるのを嫌がる父がいない間に、父の目につかない場所=台所の吊り戸棚の中の不用品を処分しようと着手しました。

2か所ある吊戸棚のうち冷蔵庫の上にある棚には、しまわれていたのは、
  製氷皿
  アイスペール
  沢山のタッパー
  10数個もの重箱
などがしまわれていました。
使うものの近くに収納する、が実践されてるなと思うとともに、重箱にはおはぎを作って詰めていたこと、小ぶりの厚手の重箱で寒天おやつをよく作っていたことも思い出します。

もう一か所の棚には、
  蒸し器
  箱入りのコップセットが2つ
  使っていなかった大きなやかん
  湯たんぽ
  かき氷器
  昔砂糖入れに使っていたピンク色のプラスチックの容器
  アルミのおひつ
  使い込んでべこべこになったアルマイトの両手鍋2つ
などなど、仕様頻度の低いもの、使わなくなったものが入っていました。
(2019.10.5追記 アルマイトのおひつ)
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帰りの遅い父の夜食に茶わん蒸しを作っていた蒸し器、大家族の煮物料理を作っていた両手鍋、料理におやつ作りに何度も手に取った砂糖入れ、毎日1升も炊いていたご飯のおひつ。
そんな思い出があって、母は捨てられなかったのかもしれないと思いました。

収納場所にしていたけれど、腰が曲がり背が届かなくなってしまって、そのままになってしまったと思われる、ビニール袋の束や掃除用スポンジ、ラップ類もありました。
これらの消耗品は、目につくところに置いて、今後使うようにしました。

その他のものは、湯たんぽを除いてすべて廃棄しました。45Lゴミ袋にして4つくらいはあったでしょうか?
料理する人がいなくなった台所には不要なものです。
重箱がなくなっても、おばあちゃんが作ってくれたおはぎが美味しかったことを長男は覚えているでしょう。
もうかき氷が作れなくても、いとこが集まってかき氷を作って食べて楽しい思い出は、無くならないでしょう。

物の片付けは使っていた人を忍ぶ作業なんだなと実感しました。

(追記:2019.10.5 片付け後の吊戸棚)
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