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実家の片付け ~新品の農機部品の行方 [農家実家の片付け]

1.見つけた部品

例年になく小雪だったこの冬、実家管理のためにちょこちょこと帰っては少し片づけをしていました。
凍結防止のために風呂に水を張ったり、庭の池の排水が詰まってあふれそうになったので排水溝の掃除をしたりと、住んでいない家でも色々とメンテナンスが必要になるのでした。

片づけはあまり計画的に進めていたわけではなく、ふと開けた収納場所に不用品が詰まっていたので、使えそうなものとそうでないものとに分別したり、ゴミ袋に詰めたり、という感じでした。

そんな中、納品伝票と共にちいさな農機具の部品が新品のまま出て来ました。
伝票の日付はもう8年前。ちゃんと箱に入って、外装フィルムもついたままです。
小さな部品でしたが、記されていた金額は1万円以上します。

捨てるとしたら不燃ごみになるはずですが、高額なものを未使用のままゴミにするのがあまりにももったいなくて、念のためメーカーに問い合わせてみようと持ち帰りました。


2.メーカーへの問い合わせ
 
伝票からメーカーは分かったのでネットで検索したところ、スプレー缶メーカー同様にwebサイトがあり、問い合わせフォームがありました。
メールで問い合わせできるのは手軽ですね。これが電話だと、ちょっとハードルが高いです。
実家の片づけで新品の部品が出てきたこと、まだ使える部品であれば引き取ってもらえないかという内容で、部品の型番も記載して問い合わせしました。

その様子を見た夫からは「それってメーカーにとっては迷惑なんじゃない?」と言われ、やっぱり余計な事だったかなあ、、、とちょっと後悔しました。
でももう問い合わせは送ってしまったし、使えない部品ならこっちで処分しますと返事すればいいだろうと、腹をくくりました。

問い合わせを送った翌営業日にすぐ返信があり、「無償になりますが引き取りに伺います」とのこと!
連絡があった営業所は、ちょっと遠いですが市内ですし、引き取りに来て貰うことにしようと日時を連絡しました。
メーカーの責任として引き取ってくれるのかな?と思いましたが、まあとりあえず迷惑にはならなかったようです。
良かった!


3.引き渡しと思いがけないもの

約束の日時に来てくださったのは、頂いた名刺をあとでよく見たら営業所長さんでした。恐縮です(^^;
「役立たせて頂きます」とおっしゃって、持って行かれました。
そして、どうぞと頂いた袋に入っていたものがこちら。
sosina.JPG

タオルはある意味想定内でしたが(←あざとい)思いがけずランタンが入っていたのは驚きました。
電池を入れてみたらとても明るかったので、防災リュックにしのばせようと思います(^^)
どれも有り難く使わせて頂きます。

「もったいない」思いの行動が、使えるものになって返ってきてちょっと嬉しいです。


4.片づけと「もったいない」

片づけしてるとどうしても「もったいない」と思うものが出て来ます。
それを手間をかけて役立てるか、もったいないを封印してゴミにしてしまうか、もうこれは片づける人の価値判断と掛けられる時間で決まってしまうと思います。
私も仕事をしていたら、まずこんなにじっくり片付けていられなかったはずですし、そもそも片づけ始めてもいなかったでしょう。

モノをもったいないと思う両親の元で育ったので、やはり私も基本は新しい使えるものを捨てるのはもったいない、と思ってしまいます。
でも、モノが無秩序に沢山ある実家の様子は嫌でしたし、ひと昔(ふた昔?)前のシンプルライフや、捨てる技術!に始まるモノ捨て、断捨離ブームなど、一通りの片付け本を読んで「使っていない物は処分する」という考えが身に付いてきました。

それでも、片づけは「もったいない」とのせめぎ合いです。
どうやって自分の「もったいない」思いを納得させるかが、課題になっています。
考えがまとまったら、別記事にしたいです。

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