実家の片づけ～祖父母のアルバム

前回妹と仏壇周りを片付けて、昔の過去帳を処分し、曽祖父や祖父の月牌証文をどんど焼きで燃やす、と決めたました。
このことで「祖父母や曽祖父のものは、もう処分してもいいだろう」と考えられるようになりました。

１．祖父母のアルバムの行方

2階の物置部屋に置いてあった「祖父母の写真」と書かれた箱を確認してみました。
箱に入れて中身を紙に書いて貼ったのは、勿論母です。
祖父母が亡くなったとはいっても、こういった思い出のものは処分できなかったのでしょう。
ちゃんとわかるようにまとめて保管しておいたのも、母らしいなと思います。


箱には分厚いアルバムが3冊、昔の団体旅行のアルバム2冊、古いセピア色の写真や近年（と言っても祖母が亡くなった22年前くらい）のバラバラの写真などがが入っていました。
箱の他に、額縁に入った祖父母の金婚式の写真や祖母の米寿の写真もありました。


祖父母が若いころと言うと昭和10年代。その頃、写真は貴重だったのででしょう。
写真屋さんに行ってちゃんと撮った、祖父や祖母のごく若いころのポートレート写真がありました。
古くて本当にセピア色になっているんですが、自分が知っている祖父とは違う面影だったりポートレートという写真の佇まいが貴重に思えて、ちょっと処分は保留にしました。


老人会の旅行の集合写真が沢山貼ってあったアルバム1冊は、映ってる本人がいないのだから処分してもいいだろうと思えました。

もう1冊には、祖父母から見た姪や甥の若いころの写真が貼ってありました。
父から見れば従姉弟（私からは従伯母、従叔父）は戦時中疎開していたこともあり、コロナが落ち着いたら父に会いに来たいと言ってくれています。
新型コロナの終わりはまだ見えないですが、面会できるのもそう遠くないだろうと思い、その時に写真を見て貰うためにこのアルバムは保管しておくことにしました。

アルバムのもう1冊には、自分たち姉妹の小さいころの写真が貼ってありました。
そのすぐ後に近年の写真が貼ってあったりして、祖母のものは写真もカオスです(^^;
60～50年前の写真は枚数もあまりなく貴重なので、姉と妹にそれぞれ写ってる写真を送ろうとアルバムからはがして保管しました。


２．古い写真

祖父が東京に出稼ぎに行っていた時のものだろうと思われる写真。

これは、自分も先日NHK杯フィギュアを見に行った代々木体育館！
東京オリンピック前なのかな？観光にいった時のもののようです。タイミング的におおーと思いました。

また、祖母の若いころの写真で、ちゃんとスーツを着て旅行に行ってるんだけど、足元は足袋に下駄と言うのがありました。
なんだか不思議な組み合わせです。
まだまだ和装も普通だった頃なんでしょうね。


祖父母の金婚式の写真。

ちゃんと正装しています。祖母が来ている着物は、桐箪笥の片づけしたときにあったもの。
裾の模様がきれいだったけど、こんな風に着るものだったのか。。。
このとき祖母が締めてる帯は姪が貰って行ってくれました。
姪が身に着けてくれるのなら、祖母も喜んでいてくれるのではないかな。

ちゃんと金婚式をお祝いして貰えて、祖父母も喜んだだろうなあ。
思えば、私たち姉妹は父母の金婚式をちゃんと祝わなかった、、、
なんか、そんな親不孝をも思い出したりしました。


３．アルバムの捨て方

見れば昔の様子や思い出が蘇るアルバムですが、従伯母従叔父に見せる1冊以外は処分することにしました。
可燃ごみになるわけですが本当のごみと一緒にするのは忍びなかったので、アルバムや写真だけで一つにまとめました。
バラバラの写真も白い紙で包んで、見えないようにして。

今まで実家の沢山のものをごみ処分してきましたが、このごみを出すのが一番辛かったです。
でも、これからもっとつらいものをごみにしなければいけない時が来るので、その時に捨てるものを少しでも減らそうと今回処分したのでした。


父と母のアルバムのときは、スキャナで撮ってからにした方が罪悪感がないだろうなと思っています。

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