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実家の片付け~難関の作業小屋(4) [農家実家の片付け]

5.片づけの強い味方!グズ鉄回収


車庫を片付けていた時、金属製のものが大量に残されていて「使わないのにこんなにため込むなんて!」とあきれていました。
しかし、前回大工さんから「金属品は今はお金にならないけど、引き取ってもらえるよ」と教えてもらいました。そして、古道具屋さんも「金額はわからないけど、引き取ってくれるはず」と言っていました。

そこでやっと、父親のあの金属品収集は鉄くずやに売るためだったとわかったのでした。
まあ、自分が良く知らなかったんですね。
遠い処分場まで運んで、多少とは言え処分料を払ったのに無知だったなあ、、、と反省。
作業小屋にも沢山金属品があるので、いつか業者さんを呼んで処分しなくちゃと思っていました。


新型コロナウィルスによる外出自粛要請が地方にも発令された4月半ば、無人の実家に車で出かけて片づけているところに廃品回収車のスピーカ音が聞こえてきました。
これは頼まなくちゃとすぐ声をかけ、大量の古鉄品を積んだトラックに停まってもらいました。

降りて来たドライバーさんは中国の方のようでしたが、昨年秋にトラクターや倉庫の金属品を買い取ったと言うことで、父のこともうちの倉庫のことも知ってるようでした。
ならば安心と、作業小屋にある金属品の回収をお願いしました。

どう捨てればいいかわからなかった昔の秤や、
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古いモーター、
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金属の農薬散布機も持って行って貰えました。
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沢山の古いボルトや金属の棒、なんだかわからない工具、蛍光灯器具や古い農機具の金属の筒、昔の羽釜などなど金属製の物はほぼ全て回収してもらえました。
ただシャベルについては木の柄を切り取らないと回収できないそうで、また次回となりました。
ついでに倉庫にも行って、そこの金属品も相当持って行ってもらいました。


「処分がやっかい」と思っていたものが無くなって、気分スッキリ!
作業小屋内のあちこちに散在していた金属物を見つけ出して、持って行って貰えたので、小屋全体の重さも軽くなったような気がします。
ホント良かった(^^)

最後に業者さんの名刺もいただきました。
父が貰って家に置いておいたのと同じで、連絡先も書かれていたのでちゃんとした業者さんのようでした。


随分スッキリしてきた作業小屋ですが、まだ続きます。

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実家の片付け~難関の作業小屋(3) [農家実家の片付け]

4.古道具屋さん登場

3月末に実家に行った折り、古道具屋さんに売ろうと思ってるものがあることを車庫を貸している大工さんに話した所、古道具屋さんを知っているからと、急遽連絡して貰えることになりました。
当日お願いしたにも関わらず、やって来て下さいました。

車庫の2階の蔵にあった印判の湯呑や木箱の中身などを見て貰って、次に作業小屋も見て貰いました。
興味を持ってくれるのでは?と思っていたものがその通りだったり、全く興味を持ってもらえなかったり。
想定よりずっと低い金額でしたが、初めてなんで交渉もうまくできず、言われた金額で買い取ってもらいました。
多分、もう少し高くしてもらえたんじゃないかなあ。。。まあ、これも人生勉強代ということで。


買い取ってもらったもの、載せておきます。

車庫の2階のもの。
古机。自分が小学生の頃にどこかからもらってきたもの。年季入ってます(^^;
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蔵にあった湯桶と印判の湯呑。
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同じく古い食器。
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明治25年と箱に書かれていた塗りのお膳とお重もありましたが、塗り物はニーズが無いそうです。


作業小屋にあったもの。
藁で編んであるのかな?背負い袋?
良く見えないですが下のビニル袋に入ってるのは、アケビで編んだ背負いカゴ。
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古いコタツ板と一斗桝。一斗桝の中の持ち手のついてるのは、藁をたたくのに使ったものかな?
一斗桝のすりきり棒、木鍬(コスキ)と手斧。見えないですが、カンナや工具も入ってます。
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そして、せっせと片付けたガラス戸の古い木製棚。2つとも持って行きました。
裏がベニヤ板なので、それを張り替えると言ってました。
まあ、これは興味持つよねと思っていた通りでした(^^)
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これは!と思うものが売れなかったりしましたが、大物3つを引き取ってもらえたので満足。
ゴミにするより、気に入ってくれたり使ってくれる人が居る方が嬉しいです

古道具もやっぱり市場があってのものなので、ただ古いだけではニーズは無いのですね。
なかなか面白い体験でした(^^)

作業小屋の片づけ、まだ続きます。

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実家の片付け~難関の作業小屋(2) [農家実家の片付け]

3.地道に分別、処分

Aさんに木材撤去して貰ったあと、自分達でできる片づけを少しづつ進めて行きました。
11月に妹と一緒に片付けたことで、また一段階片づけが進みました。
小屋に散らばってるモノを、以下のように分別して処分します。

  燃やすごみ   →袋に詰めて処分場に持込む
  燃やさないごみ →袋に詰めて処分場に持込む

  ダンボール   →紐で束ねて紙ごみにリサイクル

  発泡スチロール →袋に詰めてプラごみに出す

  木材・木製品  →まとめておいて、薪にする又は焼却処分にする
  
  生ごみ(古い味噌樽の中身や米ぬか)→山の畑脇のやぶへ捨てる

  農業用品    →産業廃棄物になるので、自治体のゴミ処理場には持ち込めない。
           ひとまずまとめておく


45Lゴミ袋6つほどもあった発泡スチロールはあまりにかさばるので、近くのゴミステーションへのゴミ出しを近所の方にお願いしました。
2人で半日程作業すると、無秩序だった作業小屋もモノが分類されてきました。
よく片づけ動画などで「床が見えてきましたね」という場面がありますが、これか!と思いましたよ。
ある程度秩序立てできると、その後も片づけ易くなります。

その後も地道に片付けて行った作業小屋の様子。写真のアングルが微妙に違うものばかりですが、BeforeAfterを載せておきます。

床に置かれていた味噌樽を処分し、棚上の不要物を廃棄。今置かれているのは空の漬物陶器。
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before写真のゴタゴタしたモノの奥に置かれていた木製棚。
今見ると、この30kg米袋が入る段ボールは処分しなければよかったな。また買わなくちゃ[あせあせ(飛び散る汗)]
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こちらはまだ片づけ中なのでAfterでなく、Nowになってます。
まだまだごちゃっとしてますが、道具棚の明らかなゴミを処分したので少しすっきりしました。
cleanup1.JPG

こちらの棚もスッキリさせました。
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作業小屋の中にも少し古道具屋さんが興味を持ちそうなものもあったので、それは捨てずにおきました。
そして、実家の自治体で収集しない金属ゴミも多く、これはどうすればいいんだろうなあ、、、と思っていました。

続きは別記事にて。

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実家の片付け~難関の作業小屋(1) [農家実家の片付け]

1.カオスな作業小屋

雑然と様々なものが置かれた作業小屋。
2階建てで広い上に大量にモノが置かれており、ごみとして処分するにも、誰か引き取ってくれる人を探すにしても大変そうです。
過去記事に写真を追記しましたが、再掲します。

一番大量に置かれているのは、薪や木材、焚き付けの枝などでした。
車庫もそうでしたが、木材を集めてしまうのは父親の性分のようです。
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2つの棚に工具や農作業用と思われるものが雑然と置かれています。
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20本近くもあるスコップ。
これは不要になった人から貰い受けて来て、集まったもののようです。
こんなにあっても、どう考えても使い切れない。。。(-_-;
(写真は他のものを片付けた後に集めたもの)
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奥にはいくつもの味噌樽がありましたが、一体いつのものなのか。。。(-_-;
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いつかはこの全てを処分して、作業小屋も取り壊さなければならないと思うと、気が遠くなるようでした。


2.頼りになる助っ人さん

そんな作業小屋のモノ処分を気にしてくださっている近所の方がいらっしゃいました。
(Aさんとお呼びします)
母が入院がちになった頃から、実家の周りの除草剤散布をしてもらったり、父の入院中に畑の耕作をお願いしていた方です。
除草剤散布で実家の作業小屋に出入りしていたので、この惨状を知っていたからでしょう、父の施設入所後に
 「この木材、使わないならうちで使いたい」
とおっしゃって下さいました。
こちらとしては願ったりかなったりなので、どうぞ持って行って下さいと伝えておいたのでした。

父の施設入所後の雑多な作業や手続きで、なかなか作業小屋の様子まで確認できていなかったのですが、ある日覗いてみてびっくり。
雑然とした作業小屋が片付けられ、大量にあった木材を持って行ってくれていたのです!!

雑然と見えますが、薪が無くなった場所に他のものを置いたからです。
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この長い木材は、持ち帰って奥様と一緒に切って、薪にしたそうです。
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これは2階の一角です。木材と焚き付けの枝がきれいに無くなって、他のものも片付けられていました。
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相当な労力だったと思います。ありがとうございますm(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
2階が片付けられていたので、本当に助かりました。
妹が片づけに来た時に、お礼にお土産とビールを持って行きました。

やっかいな大量の木材が無くなったこと、さらに2階のモノを片付けて貰えたことで、業者に頼むしかないと思っていたこの場所の片づけを、自分達でやろうと思えたのでした。
そういう意味でも、本当にありがたかったなあと思っています。

その後の片づけは次の記事に。

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実家の片付け ~新品の農機部品の行方 [農家実家の片付け]

1.見つけた部品

例年になく小雪だったこの冬、実家管理のためにちょこちょこと帰っては少し片づけをしていました。
凍結防止のために風呂に水を張ったり、庭の池の排水が詰まってあふれそうになったので排水溝の掃除をしたりと、住んでいない家でも色々とメンテナンスが必要になるのでした。

片づけはあまり計画的に進めていたわけではなく、ふと開けた収納場所に不用品が詰まっていたので、使えそうなものとそうでないものとに分別したり、ゴミ袋に詰めたり、という感じでした。

そんな中、納品伝票と共にちいさな農機具の部品が新品のまま出て来ました。
伝票の日付はもう8年前。ちゃんと箱に入って、外装フィルムもついたままです。
小さな部品でしたが、記されていた金額は1万円以上します。

捨てるとしたら不燃ごみになるはずですが、高額なものを未使用のままゴミにするのがあまりにももったいなくて、念のためメーカーに問い合わせてみようと持ち帰りました。


2.メーカーへの問い合わせ
 
伝票からメーカーは分かったのでネットで検索したところ、スプレー缶メーカー同様にwebサイトがあり、問い合わせフォームがありました。
メールで問い合わせできるのは手軽ですね。これが電話だと、ちょっとハードルが高いです。
実家の片づけで新品の部品が出てきたこと、まだ使える部品であれば引き取ってもらえないかという内容で、部品の型番も記載して問い合わせしました。

その様子を見た夫からは「それってメーカーにとっては迷惑なんじゃない?」と言われ、やっぱり余計な事だったかなあ、、、とちょっと後悔しました。
でももう問い合わせは送ってしまったし、使えない部品ならこっちで処分しますと返事すればいいだろうと、腹をくくりました。

問い合わせを送った翌営業日にすぐ返信があり、「無償になりますが引き取りに伺います」とのこと!
連絡があった営業所は、ちょっと遠いですが市内ですし、引き取りに来て貰うことにしようと日時を連絡しました。
メーカーの責任として引き取ってくれるのかな?と思いましたが、まあとりあえず迷惑にはならなかったようです。
良かった!


3.引き渡しと思いがけないもの

約束の日時に来てくださったのは、頂いた名刺をあとでよく見たら営業所長さんでした。恐縮です(^^;
「役立たせて頂きます」とおっしゃって、持って行かれました。
そして、どうぞと頂いた袋に入っていたものがこちら。
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タオルはある意味想定内でしたが(←あざとい)思いがけずランタンが入っていたのは驚きました。
電池を入れてみたらとても明るかったので、防災リュックにしのばせようと思います(^^)
どれも有り難く使わせて頂きます。

「もったいない」思いの行動が、使えるものになって返ってきてちょっと嬉しいです。


4.片づけと「もったいない」

片づけしてるとどうしても「もったいない」と思うものが出て来ます。
それを手間をかけて役立てるか、もったいないを封印してゴミにしてしまうか、もうこれは片づける人の価値判断と掛けられる時間で決まってしまうと思います。
私も仕事をしていたら、まずこんなにじっくり片付けていられなかったはずですし、そもそも片づけ始めてもいなかったでしょう。

モノをもったいないと思う両親の元で育ったので、やはり私も基本は新しい使えるものを捨てるのはもったいない、と思ってしまいます。
でも、モノが無秩序に沢山ある実家の様子は嫌でしたし、ひと昔(ふた昔?)前のシンプルライフや、捨てる技術!に始まるモノ捨て、断捨離ブームなど、一通りの片付け本を読んで「使っていない物は処分する」という考えが身に付いてきました。

それでも、片づけは「もったいない」とのせめぎ合いです。
どうやって自分の「もったいない」思いを納得させるかが、課題になっています。
考えがまとまったら、別記事にしたいです。

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